宮内康乃

宮内康乃

2024年10月23日

1980年神奈川県生まれ。東京学芸大学 G類音楽科 作曲専攻 卒業。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科(修士)修了。

人の声や身体といった有機的なテーマから、楽譜を使わない独自のアプローチで作曲活動を行う。主宰する音楽パフォーマンスグループ「つむぎね」での作品発表や、様々な人たちと声を重ねるワークショップ活動(わ・つむぎプロジェクト)を、国内外で多数実施。プロだけでなく、子供からシニア、障害のある方や海外の方など、多様な人たちと音を紡ぎ出す活動を行っている。また、日本の仏教声楽「聲明」や正倉院復元楽器、ガムランなどの作曲にも取り組み、そこからアジアの伝統に根ざす音表現、コミュニケーション手段としての音楽のあり方を学び、新しい創作に繋げている。

2008年度アルス・エレクトロニカ「Prix Ars Electronica 2008」Digital Music部門Honorary Mention受賞(オーストリア、リンツ)。トーキョーワンダーサイト(現トーキョーアーツアンドスペース)「Experimental sound & art festival 2008」最優秀賞受賞。第6回JFC作曲賞受賞など。
2015年度アサヒ・アートスクエア「Grow Up!! Artist Project 2015」選出。2015年度Asian Cultural Councilニューヨーク・フェローシップ選出にて2016年ニューヨーク滞在。2017年度国際交流基金アジアフェローシッププログラム選出にて、2018年東南アジア4カ国滞在リサーチ。
2024年2月発行の共著本『そして私も音楽になった:サウンド・アッサンブラージュの人類学』(編者:小西公大)(うつつ堂)に執筆。

宮内康乃 https://www.yasunomiyauchi.com/
つむぎね  www.tsumugine.com/

論考